【あるある】義手・義足のひとが言われる7つのこと(動画)

身体の一部を失くしたこと、ありますか?まあ大半の方はないですよね。
では、身体の一部がない人と話したことはありますか?イギリスBBC Threeによる、身体の欠損というちょっとデリケートな話題に関して、国を超えてのあるあるをご紹介!

Things Not To Say To Amputees(動画)

装着してみてもいい?

グリグリ…「ああっ、やっぱり入らないや」

初めて見る人にとっては興味津々。無理やりヒジやヒザを曲げて装着してみたくなるようです。実際は、装着部は当人の身体の型をとって作られているので、誰にもサイズは合いませんよ!

ええ!? なにが起きたの?

「あの…あなたの足、無くなってるの知ってます?って言われたことあるよ」

「2歳の時なんで覚えてないけど、楽しそうな機会に手を突っ込んでアッ!て感じ」

「サメに食べられたのよ。アハハ(冗談)」

「植物みたいにまた生えてくると思って、子供にじょうろで水をかけられたわ。笑」

欠損者としては100万回くらい聞かれるこの質問。答えるほうも心得たもので、なかにはびっくりするような質問に対してもユーモアにあふれた返答の数々。「たぶん、みんなはドラマチックな物語を聞きたいのかもね。」と答えていますが、なんと1分15 秒に出てくる右側の女性はジェットコースターの事故で足を失くされたそうで、いろんなケースがありますね。

何かお手伝いしましょうか?

「えーっと、俺の手はどこ行ったかな?落ちてるかな?」

「私の手を最後に見たのはいつかしら…過去に戻って宝さがしね」

「その人の性格によってだけど、『実は私、片手だけなんです…』って言うことにしてる。そうしたらもう相手は、お願い死なないでって顔をするけどね。」

「友達とサッカーしてて、ゴールキーパーやったときに『止めたぜ!』と思ったらキャッチできてなかったとき。オオゥ…ってなるよ笑」

Need a Hand?(何かお手伝いしましょうか?)助けてあげたくなる気持ちが前に出て、手がない人にうっかり言ってしまい、不覚にも謝らせてしまうのはよくあるパターン。特に助けがいらない時も「私が荷物持ってあげます!」と無理やり奪われたりして…でもその申し出、感謝してます!

どうやってエッチするの?

「同じ質問を健常者に対して、してみようと思ったことは?」

「『切断した部分、フィットするの?』って聞かれたことあるよ。どうやらこの切断した手を使ってアレコレすると思ったらしい」

「断端を見てもいいかな?切断した人に興味があるんだ」

「あら、わたしはあなたのフェチにはなりたくないわね」

「君の背中の後ろで、断端がブルブル震えているのを想像してよ。けっこういいと思わない?」

よくよく考えてみれば変な質問ですけど、ちょっと変わった想像する人もいるようです。実は私も同じ質問されたことありました。「どうやって?どうやるかはあなたも知ってると思うけどね。」って答えました笑。

俺もサイボーグになりたいぜ!

「俺も腕を切って、義手をつけたいぜ」…は?

「きっと将来、健常者よりできることが多くなってエベレストにも登れるかもよ!」

「子供は『俺もあの腕ほしい!』って言うよね。それを聞いた親の顔は真っ青だけど」

アメコミのサイボーグキャラクターみたい!と言われるのも、あるある×100。「そうだよ、腕からミサイル発射!ドカーン!」もあるある×100の返し方。

幻肢は本物じゃないよ

「確かに、足首がないのに曲げ伸ばししている感覚はあるよ。もちろんそれは本物じゃないけど。」

「それは気のせいや精神的なものじゃなくて、神経の伝達の関係なのよね。」

「まあ、見ての通り、なんにもない笑。」

わかってますよ、たしかになんにもありません。笑。でもなぜかいまだに手足があるような感覚が残っており、しびれるような痛み(幻肢痛)があったり、ちぐはぐな気持ちなのです。

あなたには本当に励まされるわ

「手足がないのに、本当にすごい!」

「勇敢ね、まるで戦士のようだわ、そこまでできるようになって本当によかった…」

「フェイスブックやインスタグラムで『もし君がひどい一日を過ごしていたら、彼を見てほしい!』と義手義足の僕らを紹介されることがある。そういうときに俺たちを引き合いに出すわけ?」

「ときどき苦労することはあるよ、でもときどき10マイルのジョギングに出かけたりもするよ。」

当事者は、べつに励まそうとしているわけでもありません。普通にすごしているだけですけど「本当に頑張っているわね!」とか言われたり。そして励ましてくれようとしている気持ちもわかります。無意識に、まるで感動と励ましの押し売り状態に。笑

これ、全部言われたことあります!笑

わかります、わかりますよ。だって私も健常者だったころなら、きっと同じこと言ってました。
どうやっても見た目でバレちゃうんで気づかないフリはできませんし、なるべくポジティブに、失礼にならないように、明るく接したいという気持ちはみな同じ。ご覧の通り、当事者たちはいたってあっけらかんとしたもので、さほど気にも留めていないものです。歴が長い人は言われ慣れているので、本人なりの鉄板ジョークなども持っています。

個人的感想:興味を持ってくれていることがうれしいのでむしろ歓迎

個人的には腫れ物にさわるような態度をされたり、無視されたりするよりは、いろんな人がいるな程度の気持ちで興味深く話しかけてもらったほうが気分がいいです。はじめましてのあいさつ代わりにもなりますしね!(そしてこの動画のような会話がくり返されてあるある…な展開に。笑)
他にもBBC Threeでは身体的特徴のある人が言われるあるあるシリーズがたくさんアップされていますのでチェックしてみてください。健常者であろうとなかろうと、けっこう笑える内容になっています。

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読めば必ず元気になる!4年半の世界旅行、バーニングマン、がん(肉腫)、義足と障害…稀有な人生を通して見る「このすばらしい世界」には人生で最高に役に立つヒントと勇気と笑いがいっぱい。あなたの「こころの夏至」までお連れします!