「おおきなもの」ほどシェアしようよ、というお話

クリスマスまであと少し。
これはシェアハウスにまつわるアドベントカレンダーの12/5用に書いた記事です。面白いよ!
https://adventar.org/calendars/4341

12月。引っ越しのシーズンが本格的に始まる月。

日本の賃貸事情はとても特殊で、どんな大きな家電も個人が所有し、移動させるという特徴があります。
洗濯機、冷蔵庫、ガスコンロやときどきエアコンでさえも。

住居の付属品とは考えず、個人の所有物と考えるにはずいぶんな体積と量です。
とくに都会の一人暮らしの若者などにとっては経済的にも体力的にも負担が大きすぎやしない?とつねひごろから疑問でした。

「なんで?」

身軽でいよう

特に長旅をしてきた人間は極限に荷物が少なく、身軽でいる方法を知っています。
だからその後の住居として、おのずとシェアハウスを選ぶ人は多いんです。
何か国もの人間と話し続けていれば、そうじゃなかったひとも気楽に、社交的になるので、ますます相性がいいわけです。

ソーシャルメディアが世の中に誕生して、「シェアする」という言葉が本当に一般的になりました。
対義語である「所有する」利点は、持ち主がいつでも利用できる権利を有するところ。
そうじゃなければ「共有する」ほうがずっと有意義ですし、それは「おおきなもの」ほど価値が出るような気がしています。

「おおきなもの」それは、

住宅、車、家電用品・・・でもよくよく考えてみれば街の図書館などは「公共の本棚」ですし、スーパーマーケットは「みんなの冷蔵庫」でもあります(24時間営業のところはとくに)。

考え方として「おおきなもの」こそ共有したらいい。
その究極的なものが「時間」なんじゃないのでしょうか。

コンサートみたいに

「時間」ほど巨大な概念はほかになくて、「共有することで本物になる」というすごい特徴があります。

プライバシーや快適性が少ないようなイメージからか、
「あんなわずらわしいとこ住みたくねえよ」なんていう人もいますが、
その共有していないそのモーメントは本物なんでしょうか?
共有したことでこそ、そのよろこびや悲しみは本物になるんじゃないのかなぁ?

>>次の記事→きみは、やらない。絶対に。

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