私の友人ジャーくん(仮名)は、サンフランシスコのテレビ局に勤めるカメラマンです。
まだ日も登らぬ早朝から家を出発し、リポーターと二人で今日の現場へと車で向かいます。

三脚を立て、カメラをセットし、リポーターが原稿を読み上げる準備をします。
狙ったアングルからいざ撮影をはじめようとすると…
ストップ! “Karl”(カール)が来たから、ちょっと待て!
リポーターが大声で叫び、撮影は中断。
あ~やれやれ、あいつが来たらしばらく待たないと。これだからサンフランシスコは…
あいつ? 撮影の行く手を阻むその正体はというと…?
「霧」!

そう、”Karl”(カール)とはサンフランシスコ名物の「霧」のこと。
特にゴールデンゲートブリッジを包み込むあの景色は、サンフランシスコを象徴する風景として有名ですよね。
東海岸出身のジャーくんはこの仕事に就くまで、
カール???誰それ???
と思っていたんだとか。そりゃそうです。でも…
なんで “Karl” って呼ばれるの?

(↑写真はカール・マルクスです)
理由を聞いてみたものの、この霧がなぜ “Karl“(しかも”Carl”ではない)と呼ばれているかは、サンフランシスコ住民でも知っている人はあまりいないようで「わからないけど、みんなそう呼んでいるから使ってる」という適当さ。
調べてみました
不思議に思う人は多いらしく、さまざまな記事が投稿されているのを見つけました。
一番有力な説は、ティム・バートン監督の2003年の映画「ビッグ・フィッシュ」に出てくる巨人“Karl the Giant”(カール・ザ・ジャイアント)から名づけられたとされるもの。
前触れもなく現れ、忽然と姿を消し、時々みんなを怖がらせる。夜の街角などに現れる霧は、なかなかに不気味な雰囲気です(そして寒い!)。
そして面白いのは・・・
Xやインスタまである!
We missed you @KarlTheFog, welcome back 😍 pic.twitter.com/vEqmQJSaPl
— Nate Williams (@naywilliams) October 4, 2024
霧なのに!?笑 しかもフォロワー31万人!(驚)
毎日毎日やってくる、この街一番の有名人(?)として、市民の人気と愛着が伝わってきます。
こういうユーモアはなかなか好きです。
Today's forecast: mostly foggy with a side of fog plus some more fog
— karl the fog (@KarlTheFog) August 9, 2017
(↑今日の天気:ほとんど霧、ときどき霧、そしてさらに霧)
Xのアカウントは2010年に登場し、作者は匿名のままですが、メールでの質問には答えてくれるようです。笑
そしてカールグッズの数々
Tシャツやスマホケースはもちろんのこと、コーヒー屋さんの名前にもなっています。
建物などではなく、自然現象にあだ名をつけると言うのは面白いですよね。
そういえば・・・
アメリカはハリケーンに女性の名前をつけますね!「カトリーナ」や「ヘレン」が記憶に新しいところでしょうか。
たまにくる鬱陶しい客も、ニックネームで呼べば憎めない存在に感じるかも!?

もし誰かにサンフランシスコを案内する際には、これをさらっと教えてあげれば通ぶれる!かも?
(そう思って自信満々で友達に教えたらもう知ってた・・・失敗!)











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