言語習得においてよく言われることの一つがこれ。↓↓↓
「外国語ペラペラになりたかったら、その国で暮らすのが一番だよね」
そうです、それが一番だと思います!異論なし!
しかしこういう人がいます。↓↓↓
「その国に移住しちゃえば、すぐペラペラになれるよね」
これは…
いきなり結論:違います!
全然!ペラペラになんか!なりません!(断言)
理由:なぜなら私の外国人の知り合い3人は、日本に移住して20年以上だというのに全く日本語がしゃべれません。
私は心の中で思いました。
(…だ、だっさ!!)←失礼
でも彼らが口を揃えていうのは、日本食、治安、文化、人の優しさ…どれをとっても最高で、
「日本大好き!移住してよかった〜!」
つーか、不便じゃない?
そんな彼らのスペックはこちら。
知り合いA:60代オランダ人男性、日本在住30年、元奥さんは日本人のバツイチ。
俳優・モデル業のかたわら個人的に英会話講師もしている。知り合いB:50代イギリス人男性、日本在住25年、既婚。奥さんは日本人。
昔、公立中学で英語の教師をしていたけど今は違う仕事。知り合いC:40代アメリカ人男性、日本在住22年、元奥さんは日本人のバツイチ。娘1人。
来日してからずっと英語教師で、現在は幼稚園勤務。
やはり皆、日本において得やすい仕事の代表格は「英語の先生」。それはそうでしょう。
そして全員、日本人の奥さんと結婚し、人生の半分以上を日本で暮らしています。子育てしたり、家を買ったり。みんなすごいワ…
でもなんで日本語話せないのYO??
ははぁ、なるほど
彼らと話をしてみると、それぞれの生活スタイルや性格が浮き彫りになってきました。
知り合いCに至っては、家にアメリカの全チャンネルが見られるケーブルテレビをひき、各種契約や役所の手続きにはそのつど通訳の人を呼び寄せ(めんどくさ!!)、子供には英語で話しかけ(バイリンガルに育てるため)、最近恋人探しをしているけど「英語が話せる相手が条件」だというのです。ウッハ!やる気ゼロすぎて笑う!
しかも今までの人生で一人暮らししたことがなく(親戚か恋人か妻がいた)、「ひらがなとカタカナは読めるYO」と言うものの、どんな簡単な会話でもまずは英語で話し、相手が理解してくれないならカタコトの日本語で挑戦するという…スーパー受け身!
でも生活には支障なし
つまり母国での生活をまるまるこっちに移動させているだけ!むしろ必要に迫られないようにしてる!それでものびのび生活し続けてることに逆に関心しましたが、なんだそれ?楽しいのかそれは!?(でも楽しそう。)
「日本語難しすぎるよ」←これ本当?
そしてこの3人が口を揃えていうのは、
「だって、日本語は難しすぎるもん!」
長い日本生活にも関わらず、ある時点で「もうギブ」状態に。
↑これ、よく聞くセリフだけど本当?
ウルドゥー語やペルシャ語よりも?(詳しい人教えてください。)
基礎教育の差はあるけどね
基礎教育で何年も日本語を勉強する国などほぼないでしょう。言語的に違いすぎるとか、そもそもおしゃべりが苦手だとか、向き不向きがあるとか、いろいろ理由は挙げられるけど…
でも!問題は!興味のなさ!!(断言)
でも目的達成していることが大事
しかし大切なのは「目的を達成している」ということであって、「憧れの国に移住した」「働いて収入を得ている」「毎日を快適に暮らしている」ことが素晴らしいのです。どんな方法だっていいじゃない、とも思います。
好奇心には敵わない
やはり幼少期〜10代後半くらいまでに外国で育った方は抜群に上手ですし、自然に早く習得できるでしょう。その土地の文化だってよく知っています。しかし本当にいいのは「好奇心のある人」。なんでそんなことまで知ってんの?ということを知っていたりで、聞いているこちらも楽しく、何より本人がやたら一番楽しそう(←ここ重要)。
「必要」は人を成長させるけど、「好奇心」はそれを飛び越えます!
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