私は英語を話します。そう言うと決まって言われるのがこの言葉。
■もくじ
「どのくらい英語しゃべるの?」
ど、どのくらい? 私は考えました。
私のスペック:
・中学・高校時代の英語の点数は常に80点前後
・中学校のとき取った英検4級、大昔に思いつきで受けてみたTOEIC590点
・しかし本当に喋り始めたのは30歳になってから
・海外歴4年半、40カ国(オーストラリア2年+バックパッカー2年半)
・帰国子女でもなければ、留学や語学学校の経験もなし
日本人友達の感想:
・英語ペラペラ!(違います)
・緊張しないの?やたらリラックスしてんのがマジウケる
・日本人に見えないけど日本人だよね?(←これよく言われるけどなぜ?)
外国人友達の感想:
・君はよくしゃべるなぁ、日本人はシャイなのにYouはdifferent
・弁護士や宇宙飛行士になれるとは思わないけど、カナダの一般的な仕事ならなんでもできそう(マジで?)
・十分に理解できるし、古臭い慣用句と若者スラングを同時に入れてくるのがso funny(←またウケてる!?)
そうだ、体験レッスン行ってみよう
どの国でも英語なら一日問題なく過ごすことができるものの「きちんとした就学・就労」経験がない私。知らない単語は山ほどあるし、何度も聞き返したりすることもザラ。そんな私の英語力を客観的に評価してもらうべく、その道のプロである英会話学校の体験レッスンに申し込んでみました!
安さが売りのカジュアルな英会話学校A
都内某所、住みたい街ランキングの上位に入る若者に人気の街。駅前アーケードを入って徒歩5分のビル2階に学校Aはあります。
ざっくりとしつつも明るい店内。大きな個室がいくつかあり、ちょうど授業が終わったのかエントランスには人がわいわいと行き来しています。体験レッスン料1,500円を払い、簡単な説明を受けたあとパーテーションで区切られたスペースに案内されました。
フランス人の先生登場
レッスン相手に選ばれたのは、フランス生まれ・カナダ育ちのマシュー先生(仮名)。傍にあるホワイトボードと手にしたメモ用紙を使って簡単な自己紹介から軽いおしゃべり、そしてそのまま体験レッスンへと突入していきます。
(※以下、実際の会話はすべて英語です)
英会話体験レッスンスタート!
マシュー先生:「ミオさんは自分の英語力と、弱点や改善点を知りたいんですね。では今から10個程度の質問をしていきます。最初はやさしく、徐々に難しくなっていきますので、それに対してできるだけ長い文章で答えていってくださいね。」
ふむふむ!よしこい!
質問1:パソコン購入
先生:”My computer has broken. Where should I go to buy new one?”
(私のパソコンが壊れてしまいました。どこに買いに行ったらいいと思いますか?)
私:”Are you using Windows? Or Macintosh?”
(ウィンドウズ使ってますか?それともマックですか?)
先生:”…MacBook.”
(マックブックです…)
私:”So, go to Apple store.”
(ではアップルストアに行ってください。)
先生:”…Yes.”
(はい…)
ンッフ!
まさかの逆質問とあまりに当然すぎる答えに、思わず吹き出す先生。は?だってまずはこうやって聞くよね普通?という私をよそに次の質問へ。
質問2:貯金の方法
先生:”What do you think is the best way to save money?”
(貯金するのに一番の方法は何だと思いますか?)
私:”…Live cheap.”
(…安く暮らしてください。)
ンッフフゥ!
できるだけ長い文章でと言われているのにこの返し(これしか思いつかなかった)。これじゃ会話にならないと思い、
私:”…I mean, the best way to save money is keeping fixed cost low, mainly rent and utilities.”
(一番いい貯金方法は、主に家賃と光熱費のような固定費を安く抑えることだと思います。)
あわてて付け足す私。ちゃんとした文章だし理にかなった答え!私いい感じじゃね!?
質問3:どっちが簡単?
先生:”Dancing or weight lifting. Which is easier for you?”
(ダンスとウェイトリフティング、どっちがあなたにとって簡単ですか?)
私:”It depends how heavy weights are.”
(それはウェイトの重さによります。)
ンッフフフ〜ンッフ!…ククク…!
それはそうだけど!聞いてるのはそういうことじゃねえeeeeといった顔で笑いをこらえるマシュー先生。
私:”I love dancing! So basically dancing is easier for me.” HAHAHA
(ダンスが大好きなので、基本的にはそっちの方が簡単です。ハハハ)
と、すかさず言い直すも、先生は肩をブルブル震わせながら(こいつ一体何なの…!)と言いたげな目でこちらを見ています。
質問4:会社について
先生:”What are the pros and cons of working for your company?”
(あなたが今の会社で働くことの、いい点と悪い点はなんですか?)
きたわ!“Pros and cons”!最近覚えたばかりのやつ!
私:”My company does not do anything illegal.”
(私の会社は違法なことをしません。)
先生:”!?!?”
(はっ!?)
私:”For example, overworking, unpaid salary or something like that.”
(例えば、過剰労働や給与未払いのようなことです。)
先生:”Oh…OK. Good.”
(それはよかったですね…)
違法という言葉を聞いて、一瞬ビクゥとなった先生。
私:”Cons…Lots of companies in Japan, they are still using Facsimile and my company also. I wonder why it’s still common and I don’t get it. Do you think are there any reasons? “
(日本ではまだ多くの会社がFAXを使っていて、私の会社もそうなんですが、なぜ未だに現役なのかが理解できないんです。先生はそれについて何か理由があると思いますか?)
↑もう悪い点というよりもただの愚痴、からの質問返し。
先生:”Yes I know. Weirdly it’s very general thing in Japan. Antique…haha.”
(そうですよね、奇妙なことに日本では一般的なんですよね。骨董品ですわ。笑)
これには先生もそうそうと言った顔で頷きながら、アンティークという言葉のチョイスにセンスを感じます。
…とまあ、こんなやりとりをこのあと数回繰りかえし、体験レッスンは無事終了。
ふう…一体これでよかったのだろうか?
先生からの評価とアドバイス
先生は一旦席を外し、簡単なレベル判定表とメッセージの書いてある紙をくれました。それがこちら↓。
話す、聞く、発音、返答の速さ、いずれも中か中の上といったところ。総評としては、
先生:「質問を全て理解しているし、発音も悪くありません。しかし返答の速さ、話し始めの一言目が出てくるまでにやや間がありますね。改善するにはこの点に気をつけながら何度も反復練習することでしょうか。つまらないアドバイスですみません、特別な魔法はないのでね笑。」
一番下手だと思っていた発音が4だったのが意外でした。そして返答の速さなど考えたこともなかったので(たぶん友達が辛抱強く待ってくれてた)これを指摘してもらえたことが大きな収穫になりました。
最後の質問
初の英会話の体験レッスンはこれにて終了。マシュー先生は最後に、
先生:”Alright, that’s all for today’s lesson. Do you have any questions?”
(レッスンは以上となりますが、何か質問はありますか?)
私:”Do you know somewhere good bar or pub around here?”
(どこかこの辺でいいバーかパブ知ってます?)
英語ぜんぜん関係ねぇ〜〜〜!
先生「ンッフフフアハハhaha…ハアハア…!!…えっと出口を出てすぐ左の道を徒歩5分の右手にあります」(←もう日本語)
その後の女性スタッフからの勧誘を華麗にかわし、先生オススメのクラフトビール店で一杯飲んでご機嫌で帰宅しました。ああまたひとつスキルアップしてしまった…!(※よいバーを探す能力)
初体験、その感想
英会話は「会話」です。マークシートや紙やエンピツで喋るわけではありません。座学や試験もいいけれど、まずは試しに人と話しに行くのがオススメです。場数を踏んで、緊張しつつも人と接する機会を増やしていきましょう。いいバーも教えてくれるし!英語関係ねぇ〜〜〜〜!!
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