日本で、とある野外パーティイベントに参加した時のことです。
ひときわ目立つ大柄な男性

群衆の中からあたまひとつ飛び抜けていた、大柄な男性と知り合いました。彼はアメリカ・アラスカ州出身のキッドさん(仮名)。
アラスカから来たサーモン漁師

初めてアラスカ出身の人に会った私は「アラスカ?サーモンだね、サーモン!」とありきたりな返しをしたら、なんと本当にサーモン漁師でした笑。

60代とは思えない健康的な見た目で、繁忙期が終わったあとの3ヶ月の休みを利用して日本に来たというのです。ふつうの観光もするけれど、築地や豊洲、地方の魚市場に出向いては、その土地の鮮魚を見て回るのが大好きなんだ、と言っていました。
今はサーモンを輸出する会社を経営

かつては毎日漁に出ていたものの、今は主に日本を相手とするサーモンを輸出する会社を経営しているのだとか。漁業に従事してこの道40年。結婚して息子を一人もうけたものの、すぐ離婚してしまったのは寂しいけれど、その後息子が漁師になり会社を手伝ってくれるまでになったんだ!と嬉しそう。
会社は軌道に乗って大成功

会社を起こして25年。長い月日がかかったけれど事業は順調、アラスカとメキシコに家を所有し、余暇にはメキシコでサーフィンをするのが楽しみで、今は何不自由ない生活を送っているようでした。
成功の秘訣を探るべく、どんどん質問してみます。
すごいね!従業員は雇っているの?何人?
僕にはいつも3人の従業員がいるのさ。” Me, Myself and I ” だよ。ハハハ!
Me, Myself and I(僕ひとりだけだよ)
プッ!クスクスクス…!なんだ、よくある小粋なアメリカンジョークじゃん。まったくもう…とは思ったのですが…。

彼は一人で頑張ってきたのです。結局は最後に頼れるのは自分だけであり、自分が最大のサポーターであり、最大の監督者でもあるのです。
自分にはいつも「3人の従業員」がいる

怠ける自分、頑張る自分、応援する自分
アイデアマンの自分、計算高い自分、楽観的な自分
継続する自分、割り切る自分、寛大な自分
「僕ひとりだけだよ」と言いつつも、いつも自分の中には「3人の従業員」がいるのです。
もちろんその時々で他の誰かの助けを借りたかもしれませんが、なぜか私はその「自分が自分を助けに行く」自立した姿勢に感動し、精神的に苦しい時はこの「3人の従業員」を思い出すようになりました。
いろんな人が歌う”Me, Myself and I”
調べているうちに同名の曲がを見つけました。せっかくなのでご紹介します!
<Beyonce>
失恋の中で自分を鼓舞しながら強くなっていく女性が描かれています。いかにもビヨンセらしいですね。
<De La Soul >
ヒップホップ界のベテラン、デ・ラ・ソウルも自分たちの音楽とファッションスタイル、他の誰でもない自分を追求する様子を表現しています。それにしてもこの80年代の雰囲気!
<G-Eazy X Bebe Rexha>
有名人いること、その中で自分自身を保つ苦悩を歌っています。有名人になったことはありませんが、一体どんな気持ちなんでしょうね?
<5 Seconds of Summer>
過去の自分の振る舞いで他人を傷つけ、孤独になってしまった後悔の曲。誰でも一度はしてしまった経験あると思います。
大丈夫、最後には自分がいるから

親、兄弟、友人や同僚…私たちはたくさんの人々と関わっていますが、最も長く人生を共にするのは「自分自身」です。人生のいろんな局面で判断を下し、問題を解決しながら進んでいく。過去には「もうダメだ」って思ったことも乗り越えてきた自分を思えば、勇気が湧いてくるのではないでしょうか。
そしてそんな自分を愛して、ときには褒めてあげましょうよ!
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