「本当に生きた」と感じてみませんか。
私たちは間違いなく「幸せにいるため」に生きています。
そしていつ死ぬともわからないこの短い人生をそれぞれの方法で過ごしています。
お金に代表される目の前の移ろうこと(時々大事ですが、)にとらわれながら、思い描いたように生きたいなと夢見て、日々の責務を果たしながら悪戦苦闘しています。
20代だった私は、パーティーばかりのその日暮らしの気楽なフリーター生活を送っていました。
しかし高校生くらいからずっと感じ続けていた底知れぬエネルギーを持て余し、それをどの方向に向けようかと悶々としていました。
若い私の心には、
この気持ちを爆発させ昇華したい。
やりたいことをやりたいだけやりたい。
会ったことのない人に会い、行ったことのないとことに行き、やったことのないことをやり、見たことのないものを見たい。
この世界を、この大海原を端から端まで泳ぎ切りたい…。
そんな思いが交錯し、その最良の手段が「旅すること」へと自然と繋がっていきました。
「好奇心を燃やし尽くそう」
30代になった私は、ひたすら働き会社を辞め、ただ貯金を切り崩しながら、こころの赴くままに旅をするということをくりかえしていました。
のべ4年半、世界40か国、それはそれは震えるような感動的な出会いと脳みそが吹っ飛ぶような体験で溢れていました。
満足感と余韻にひたりながら日本の日常に戻っていきましたが、友人知人、さらにはとある出版社の編集部長までもが目を輝かせながら、
「その話をもっと聞きたい、そしてそれを何らかの形に残したほうがいい」
と強く勧めてくるようになりました。
10万人に1人の希少がん。そして足を失った
しかし2017年5月、職場で突然の発熱により倒れました。病院へ直行、そのまま入院、検査に次ぐ検査の末、10万人に1人の発症率である「未分化多形性肉腫」という希少がんが、右ひざ内側からすさまじい勢いで攻めてきていました。死ぬわけにはいきませんし、いろいろ選択肢はありましたが、1年半の闘病と葛藤の末に右脚の大部分を失いました。
絶対に他の人にはしてほしくないようなひどい経験でしたが、人生をぐるりと大きく変え、まったく違った輝かしいものを気づかせてくれました。
周りからの強大な愛をうけ、退院し元の生活に戻って、以前と完璧に変わった点があります。
それは、
「すべての人生は美しい。役に立ちたい、たとえそれがなんであっても」
とにかくこの気持ちが私を動かし、唯一無二のこの人生をブログで疑似体験してもらい、勇気とモチベーションと感動を与えられたらいいなと思うようになったのです。
とくに何らかの理由で,
「俺なんかどうせなにやってもだめだ」
「毎日なんの意味も見出せない」
「人生詰んだかもしれない」
と惨めな気持ちでいる人に「まだまだ大丈夫」と思ってほしい。だって本当に大丈夫なんですから!
あるのは「いま」だけ、だから舵を取ろう
人生はトレードオフ。全ては手に入らないかもしれませんが、大切にすべきは「二度と帰らないもの」だと思っています。
そうたとえば、時間、健康、友達や信頼などです。
そして人生には過去も未来もありません。
あるのは「いま」だけで、いくつ歳を重ねたかなど重要ではなく「いくつ心震わせる経験を得たか」だと確信しています。
自分の人生は自分で舵を取り、退職金や老後の自由時間などを待つことなく、
好きだと思う何かとともに「私は本当に生きた」と感じてみませんか。
その方法とヒントがある「とても明るい場所」まで、みなさんをお連れしますね!